介護医療院
いなみ野病院介護医療院
「医療の必要な要介護高齢者の長期療養・生活の場」
療養生活~終末期の看取りまで
「医療」と「日常生活」を一体的にサポートし快適に暮らせる住まいとして
新たに誕生した「介護医療院」
介護医療院は、家庭に近い生活環境で長期療養できる施設ですが、必要に応じて医療やリハビリが受けられます。病院と同じように医師・看護師・薬剤師・リハビリ職員・管理栄養士なども配置しており、安心して療養生活を過ごすことができます。
このような方にご利用していただけます
病状は安定しているが 在宅での生活に不安 のある方
何らかの支援を必要とし、介護保険(要介護1~5)をお持ちの方
食事摂取が進まない 方
嚥下訓練に問題 がある方
嚥下訓練の リハビリを行うことで経口からの食事摂取が可能 と思われる方
中心静脈栄養 を実施された方
(医療療養病棟への入院となります)
チューブ栄養(経管栄養)をされている方
(胃ろうや経鼻栄養チューブの交換は当院で可能です)
病気の末期 と診断され、人生の最終段階をご自宅で過ごしているが、自宅での生活に不安(ご本人やご家族)をお持ちの方
(痛みや呼吸困難をやわらげる治療が必要な方は、当院の医療療養病棟への入院となります)
認知症 を診断された方
(周辺症状(暴言、暴力、徘徊、身体拘束の仕様など)が強く、精神科的な治療が必要な場合はご相談ください)
高齢者のリハビリ をご希望の方
(入所者の病状、日常生活動作の状況に応じて実施させていただきます)
その他、医療的な処置が必要な方
・人工肛門 のある方
・尿道留置カテーテル が入っている方
・心臓ペースメーカー がある方
(定期点検や電池交換は施術した医療機関へ受診していただきます)
・時々、酸素吸入(2リットル以下)や吸引が必要な方
介護医療院への入所相談を行っています。
いなみ野病院介護医療では、入所相談を行っています。
ぜひお問合せください。
TEL 0120-07-1730
いなみ野病院介護医療院 地域連携課
地域の医療機関・介護・福祉施設の皆様からのお問合せも行っています。
介護医療院とは?
「介護医療院」はなぜ誕生したの?
これまでのいなみ野病院は「介護療養型医療施設」として、長期にわたって医療やリハビリ、介護を必要とする方を対象としていました。
その内訳として、
●長期に医療療養が必要な人向けに医療保険が適用される「医療療養病床」
●長期に介護療養が必要な人向けに介護保険が適用される「介護療養病床」
がありました。
しかしながら、「介護療養病床」において治療を必要としない高齢者の“社会的入院"が多いなど、医療と介護が明確に区別されないままに介護療養型医療施設が利用されるなど患者様のご利用にあたっての問題点もありました。
これらを解決するため、2017 年5 月に「 医療包括ケアシステム強化のための介護保険法等の一部を改正する法律」が成立し、その上で、 新たに誕生したのが「介護医療院」です。
「介護医療院」は、生活の場であると同時に、夜間も医師や看護師が常駐し、ご家族と連携しながら利用者様を見守り、看取りにも対応できる新しい「医療」と「介護」のカタチです
利用者様それぞれに合った
豊かな暮らしを提供する「住まい」
「介護医療院」は利用者様にとって「医療」や「介護」を受ける場所であると同時に、豊かな暮らしを送ることができる「住まい」でもあります。地域の方が集い、楽しい催しものや趣味の時間を過ごすことがあってもいいでしょう。また、医師や看護・介護スタッフは利用者様にとって、ご近所さん的な存在ともいえます。
地域包括ケアシステムに欠かせない、介護医療院
「地域包括ケアシステム」における「 介護医療院」の役割
◆ 地域の後方支援病床としての役割
◆ 利用者様の自立支援をサポートする設備・機能
◆ 長期に渡る「医療」と「介護」の継続的な提供
◆ 終末期における「医療」と「介護」の提供
※「地域包括ケアシステム」とは...
高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制のこと。