介護サービスの利用者が高齢化していく中、それにともなって慢性的な病気を抱える人も増え、「介護医療院」という「介護」と「医療」を兼ね備えた施設は、要介護かつ長期療養が必要な利用者が安心して暮らせる場として注目を集めています。いなみ野病院が目指すのは、「ご家族」と「地域」が協働しながら利用者の方の人生を見守る医療・介護という新しい形です。
これまでの長期療養のできる介護療養病床としての設備・機能に加え、利用者の方がより快適に暮らせる住まいとして院内もリニューアルしました。利用者の方が日々の生活を豊かに送るために、またご家族との心温まる時間を過ごせるよう憩いの空間にこだわりました。
Staff stationスタッフステーション
明るく開放的な雰囲気にリニューアルされたスタッフステーション。曲線美が印象的なデザインと木目調で整えたインテリアは、いなみ野病院で働くスタッフとご家族の方たちが気負うことなくコミュニケーションが生まれるリラックスした空間です。
Loungeラウンジ
いなみ野病院1階部分に新設された、大きく切り取られた窓から明るい陽射しが差し込むラウンジスペース。利用者の方とご家族がまるで自宅のリビングでひと時を過ごされているかのような、くつろぎと憩いの場としてご利用いただけます。
Room部屋
「住まい」や「暮らし」に重点を置く「介護医療院」では、個室としての空間・機能を備えた部屋にリニューアル。利用者1人に対してベッドまわりのスペースを広くとり、家具パーテーションでプライバシーを尊重した生活を送っていただくことができます。
Rehabilitation roomリハビリ室
窓からたっぷりの陽射しが差し込む、リハビリテーション室。様ざまなリハビリに対応できる設備や、物作りなどの作業ができるたっぷりとしたスペースを確保。明るく活気ある雰囲気は、利用者にとっての社交場のひとつ。
いなみ野病院では、これまでもお誕生日会やクリスマス、七夕、ハロウィンといった四季折々のイベントを開催してまいりました。月日の流れを忘れがちな生活において、年を重ねる楽しみを皆さんと共感しながら彩りのある豊かな生活を送って頂くことを大切にしています。
来院されたご家族にもご覧頂けるよう、廊下の壁に張り出されたお誕生日会のワンシーン。少しでも温かみのある雰囲気にこだわった、看護師や介護スタッフたちによる手作り。
そのほか、廊下の壁にはリハビリを兼ねて利用者の方が手作りした作品や、季節を感じられる飾りつけがいたるところに張り出され、彩りにあふれる院内。